襟の黄ばみ

いつも閲覧をいただきまして、誠にありがとうございます。 今回の事例は「家庭で洗濯をしているのに、だんだんと襟が黄ばんでいくのはなぜですか?」とのことでした。 襟の黄ばみの大半は、蓄積した「油汚れ」が変色したものです。 人間の体から出る油汚れは、体温で溶けだしたものなので、お洗濯の際に「体温以上」のぬるま湯やお湯を使用しないと、完全に取り除くことはできません。 しかも、この温度を洗濯している間、保たなければいけません。 このような洗濯方法は、一部の高級洗濯機以外は、行うことが出来ません。 他の方法として、油を分解する洗剤を使用する方法がありますが、油を分解するほどの洗浄力が強い洗剤は、残留しますと「洗剤焼け」と言って黄ばんでしまいます。 また、皮膚が被れるなどの症状を伴うこともあります。 襟が黄ばんできたなという時は、クリーニング店をご利用ください。 油汚れに強い「ドライクリーニング」や、専門の洗い方で黄ばみの除去が行えます。 夏物衣類は、お気を付けてください。